★2024年8月26日更新 『堀井和子の気ままな朝食の本』この本が今のわたしのセンスの源~今後、少しづつ集めてみたい昔の書籍【選書・自己啓発】

【ブログ新規追加817回】

センスって言葉はだいたいが、「センスがいい」「センスが悪い」の二択だと思う。

で、わたし自身、とてもじゃないが、「センスがいい」とは到底言えっこない(笑)

仕事と山と激安をこよなく愛する・・・「センスがいい」とは程遠い。

しかしだ、そんな中年女子のセンスなぞ、よくったって、悪くたって、もう誰にも影響しないし、誰も気にも「留めない」でしょ。

だから、ここに書き留めておこう!と、今朝思い立った、わたしのセンスの原点なる書籍の紹介だ。(TOPの写真はとりあえず図書館で借りてきた堀井さんの本。今では一冊も所有していない・泣)

堀井和子の気ままな朝食の本

• 簡単レビュー

「初夏の豆と葉っぱのサラダ」

「りんごとスイートポテトのサラダ」

「お砂糖のさくさくタルト」

「バターミルクワッフル」などなど名前を聞いただけでおしゃれでおいしい朝のテーブルが浮かんでは消える。

60種類もの朝食メニューあれこれを紹介。

おいしさを使いこなすためのイラスト入り『材料や食べ方のメモ』8ページ付き。

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料理家という職業があるってことを知ったのは高校生の頃。

大好きだった雑誌「オリーブ」で、食の連載を見たのがきっかけ。

そのページをスタイリングしていたのが堀井和子さんだった。

その写真と料理のページに一発で魅了されてしまったわたしは、それから書店で堀井さんの本を探し求め、買いあさった。

特にスプリングでノートみたいな作りのこのシリーズはかなりのあいだ、わたしの愛読書だった。

どれもこれもが憧れの「世界」

何度も、何度も繰り返し読んでは、家でお菓子を作り、スタイリングしてスケッチしていた。

今みたいに、スマホとかない時代。かろうじて「映るんです!」があっても、現像代がもったいなくてとても使えなかった。

実はこの本から頂いたセンスはまったく別のものだった。

当時、NYに住む堀井さんが撮った「ブルーグレーの明け方とミルクティの夕暮れ」この一枚に完全にノックアウト。

で、わたしのNY行きは、それから12年後の30歳だった。

真夏のマジソンスクエアガーデンホテルの12階に泊まった朝、5時頃だったと記憶してる。

本当に写真で見た通りの高層ビルとブルーグレーの空が眼前に見えた。

その日の夕方、いくぶんオレンジがかったミルクティー色の夕暮れもそこにはあったのだ。

なぜ、ブルーグレーやミルクティーという色の空になるのか?

それは、光化学スモッグのせいだった。

スモッグでこんな素敵な色合いが生み出されるなんて、まさに奇跡だと思った。

本当の絶景かもしれない。

わたしの写真好きが加速していった一枚に出会えた。

こうして少しづつ、すてきな色や風景を記憶してきた。そしてそれがセンスの源となったの。

ブルーグレーとミルクティ。

誰?!ミルクティ色を泥水とか言う人 !! (笑)永遠にすてきな色なんだから!