【ブログ新規追加830回】
ボタニカルアートをご存知?
植物画家の吉田圭子さんによると、
”博物画であると同時に芸術的な美を目指すアートのこと”
一般的にはボタニカルイラストレーションが科学的に
ボタニカルアートが芸術的に描かれていて、
前者は「種」の説明で後者は「個」の説明の絵であるとか言われている。
ボタニカルアートは美術館で鑑賞され尚且つ学術書の表紙を飾る事の出来るもの。
それは、植物学的な知識と芸術的な技術が融合して出来るサイエンスアートなのだ。
SONPO美術館で開催される「おいしいボタニカルアート展」を、今から楽しみにしている。
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野山に自生する山野草、果実のなる樹木や草花を鑑賞するために、トレッキングをはじめた。
草花や果実の美しさ、儚さは健気であるし、見つけたら何しろ嬉しく、元気が出るものなのだ。
詳細に描かれた植物画もまたしかり。ウイリアムモリスの植物画も大好きでいつも眺めていたいから、紙類(レターセット、メモ、手帳)などはモリス柄で揃えている。
また、ボタニカルアートの応用としては、
ボタニカルアートと言う言葉の解釈では、「使用目的によって自由に描いても良い」そうだ。
もともとボタニカルアートは写真の代用であり、世界中の珍しい植物の記録と紹介がはじまりだ。
現在も目的を同じくする図鑑やコンクール用の作品は形態の特徴をしっかり描いたものでなくてはいけないのだけれど、うるおいのある生活に取り入れるボタニカルアートは、
ちょっと寝室にとか、キッチンに飾る小さな作品が望ましい。
私はルドゥーテ(ベルギーの植物学者)の描いたブーケやバラも素敵。
「花や葉の形は正確に描かれているか?」「季節はひとつにまとめる」そんなルールを持って、絵や小物を集めて行きたい。
サイモン&ガーファンクルの歌った世界的民謡「グリーンスリーブス」
これを聴いて、ハーブを育て始めた人は世界中にどれだけるのかな(笑)
もちろんわたしもそのひとり。
来年は、なんども失敗してきたイチゴ栽培に成功して、自家製イチゴジャムを仕込みたい。
また、来年の「春」のNHK朝ドラは「植物学者・牧野富太郎」だ。すでに自社から出た書籍で学習済みの楽しみな朝ドラマにも期待している。
年間を見据えての植物との生活。草花を探して登るトレッキング、タイムリーなアート鑑賞や植物栽培、小物収集などじっくりと腰を据えて取り組みたいささやかだけれど贅沢な趣味なのだ。