★2024年1月19日更新 『あの人の食器棚』伊藤まさこ・著(新潮社)~19人の素敵な食器棚を2年かけて取材した本を紹介【選書・文化】

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あの人の食器棚』いとうまさこ・新潮社

簡単レビュー

人の暮らしがいちばん見えてくる場所、食器棚。

きちんと、おおらか、渋いのピカピカなの、ずらり19の台所に興味しんしん。

うつわがかわいく映える絶品レシピ付き!

大好きな書籍(シリーズ)で、数えきれないほど引っ張り出しては眺めてきた。今日、久しぶりに出してレビューしてみたの。他人の台所や食器棚を見て楽しい!とか、この本に出会うまで全然思えなかったけど、食べることや食材だけでなく、食器棚の中まで興味の「幅」を広げまくる伊藤さん(テーブルまわりのスタイリスト)には驚いた。(別に知り合いじゃなくてよ・笑)

                    

さて、先日、小さなココット皿のふちを欠いてしまった。

ああ~~~。直すことなんて考えないであろう、小さなお皿。

でもね、食器棚に入れていると、欠けた食器を持ち続けるのもなんだかな・・・。

ま、買い替えればいいだけよ。と、今度は食器福袋の動画をテンポよく数本観たんだけど。

食器マニアの福袋の開封動画、すごいよ!

皆さん、3万、5万、10万と、大金をつぎ込んで北欧食器のアラビアとか、イタリア食器のリチャード・ジノリを一気に10点買い!

わたしはさ、食器って、憧れた物を一品、一品手に入れていくものだと、なぜだかそんな乙女な感覚で思い続けてきたんだよ(笑)

そうそう、50代女性の動画で、彼女は「断捨離は旦那様のいない時に決行する」みたいな内容で、アラビアの食器のふちを欠いちゃって、落ち込んでいたが、旦那様の出張時に「エイ!」っと、断捨離して新しい同じ食器(とても高価!)を正規代理店で購入してスッキリしてた。

大人気福袋を手に入れるのも大変だろうけど、物への愛着が感じられないのが残念。

この50代女性は、大切な食器との別れを決断し、捨てて、新たに購入するという行動に、そこまで愛着のあるお皿だったのね・・・とか、少々、感情移入しちゃった。

大切に一品、一品揃えてきた食器だったと話されていたし。

ああ~、ここにも乙女がいる!って共感しまくりだった。

福袋で一気に10品も揃えたらそれでもう、いいじゃん!ってなってつまらない。

しかも、毎年そういった爆買いする人を目当てに、大量の福袋を販売するメーカー側の思索に乗っかりたくはないもん。

もうね、素敵な食器も動画でめっちゃ観たんで、飽きちゃったよ。そうね、所有していなくても、まるで持っている気分になるのがいい。所有することに興味があまりないの。

1品づつ集めるのが嬉しいとか、そういう地味路線が、まったく通用しない福袋マニアの世界には到底近づかない。

わたしは、欠いちゃった小さなココット皿を買い替えて、今年の厄を早々と落とした気分になろうっと(笑)

数百円の厄落としだわん(笑)

では、また!