【ブログ新規追加971回】
絵やオブジェ、お花がない家というのは、わたしにとってはお化粧なしのスッピンで仕事に出るようなもの。
マスカラやアイシャドー、頬紅など少しだけ外向けにきちんとして出たいのに素顔で出るほど恥ずかしいことはない!
それと良く似ている。どこか中途半端な感じの出来損ないみたいなもんなの(笑)
昔の日本の家には掛け軸をかけ、お花を生ける床の間があったし、玄関の土間にはたたきがあり、そこには火鉢とかが置かれて客人の暖を取るおもてなしをしていた。
それは、住まう人の「美しい」と感じる美的感覚に左右されているものだが、他者に対する思いやりを感じられる素晴らしい設えだったと思えてならない。
我が家の玄関にはちょっと大きめの絵画(もちろん複製画)を飾っている。以前、新築一戸建てを購入した記念に買ったものだ。
今の家には大きすぎるが、やはり玄関には絵が欲しい。
この絵の作家だが、パウル・クレー(Paul Klee、1879年12月18日 – 1940年6月29日)である。
20世紀のスイスの画家、美術理論家。ワシリー・カンディンスキーらとともに青騎士グループを結成し、バウハウスでも教鞭をとった。
その作風は表現主義、超現実主義などのいずれにも属さない、独特のものである。
※ 資料→http://artmatome.com(パウル・クレーの略歴・作品集)
絵画にもモダンなもの、クラシックなものやエスニックなものなど色々なタイプがある。
わたし達夫婦がパウル・クレーの「絵」を好んだのにはピラミッドやラクダがいてエキゾチックな異国の風情が好きだったのと、「絵」の持つスピリットもとても優しくファンタジーだからなんだ。
夫はシャガールやモディリアーニ、マティスなどのシュール(非日常的・超現実な表現や発想)な路線が好みのよう(笑)
そして、このクレーのリトグラフもわざわざ探して買ったわけじゃなく、とある美術展で偶然目に留まって即、購入したんだ。(数万円出しても悔いはなかった・笑)
というわけで、「絵とのよき出会い」をした話を書いてみた。
家には「絵」と「オブジェ」と「花」が必要よ。
では、また!