★2024年1月31日更新 『山歩きはなぜ体にいいのか~大切な仲間に教えたくなる山の効用』柏 澄子・著(ヤマケイ山学選書 / 山と渓谷社)【選書・文化】

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山歩きはなぜ体にいいのか~

簡単レビューと著者像(略歴)

今回の選書はわたしのライフワーク「山登り・トレッキングやハイキング」をとことん楽しむための教科書を紹介する。

ざっと、大目次を上げてみる。

① 心と体を見つめ直そう

② 山歩きで健康な体を手に入れる

③ 病気の予防につながる山歩き

④ 脳トレ効果もある山歩き

⑤ ストレス解消で心も健やか

⑥ 体によい山歩きを実現するために

と、こんな興味深い大目次だ。この⑥が特に大事かもしれない。

例えば、山に登る前のウオーミングアップの重要性とか(後で大変な足腰にならないための柔軟体操のすすめ)

もちろん、登ったあとのアフターケアも大事。また、楽しく末永く登山を楽しむためには、日ごろのトレーニングも大事だと。

で、継続が大事でだいたい、身の丈にあった低山~高山を慎重に選び、月1回のペースで登山すれば、より体に効くということだ。

わたし達夫婦もこの数年、延べにはなるが月1回ぐらいは山行に出かけてきた。

登山内容に合わせた装備(ウエアの重ね着や適量なザックや登山靴、トレッキングポールなど用意する)

それ以外でも、夫は心臓の経過を見ながら、定期健診が終わった後にするとか、登山を楽しむ工夫を重ねてきた。

本書では、紫外線対策や虫対策、登山先で食べる食料や水分のお薦めとか情報が盛りだくさん!

これまで何度も読み返してきた名書なのだ。

また、著者が女性なのも嬉しい。常に「ムリせず」という配慮の元に書かれていてとても好感が持てるのだ。

ここに著者である「柏 澄子さん」の略歴を載せておこう。

柏 澄子
1967年、千葉県生まれ。フリーランスライター。登山全般のほか、ヒマラヤ山岳地帯やチベット文化圏に住む民族の暮らし・文化をテーマに、山岳雑誌、新聞、書籍などに執筆する。高校、大学時代に山岳部で登山を学び、2000年ヨセミテでのクライミング、02年チョ・オユー(ヒマラヤ・8201m)登頂、04年牛心山(中国・4942m)南東稜登攀、05年スンメル・アルプス(ノルウェー)でのテレマークスキー滑降などのほか、毎年、ヒマラヤ地域でのトレッキング、ラフティング、旅を繰り返す.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)

さて、2月の山行はまだ決めてはいない。

おぼろげながら、今年も北アルプスには登る予定でいる。それは夏シーズンのこと。

まだまだ、これからトレーニングもひたひたとやりつつ、ひとつ、ひとつの山行を楽しみに準備して行く。

本書の副題の「大切な仲間に教えたくなる山の効用」というのがとても気に入ったの。

わたしのブログを読んで下さる方々へお届けしたくて書いた。

それでは、また!