【ブログ新規追加1004回】
2月のはじめごろだった。岸田総理の国会答弁で「育休リスキリング」発言がSNSで炎上した。
まず、リスキリングを正しく認識しなければならない。
ここで、簡単だがリスキリングという言葉の意味を書き出してみる。
• リスキリングとは→人への投資を掲げる政策の一環で、賃上げや労働移動に寄与する施策として用いられていた言葉である。
また、リスキリングとは、働き方の変化によって今後新たに発生する業務で役立つスキルや知識の習得を目的に、「勉強してもらう取り組み」のことだ。
参考資料→https://www.recurrent.jp/articles/what-is-reskilling 2分でわかるリスキリングとは?人材育成での導入5ステップ
で、当初、国会答弁で岸田総理が何と言ったのか?
「育児中など、様々な状況にあっても主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押ししていく」と語っていたに過ぎない。
どうしてこの発言が炎上?
思うに、岸田総理は「育児中の場合も含めて学び直しに取り組む人を支援するということ」を言っただけであり、必ずしも「育休中は時間があるだろうからリスキリングに時間を費やして欲しい」という意味ではないようにも感じた。
しかしながら、もし世間からの批判は誤解だったのだとしても、あの答弁にはいくつかのトラップ(落とし穴)が含まれていたのかもしれない。
数々の新聞から「育休リスキリング」の記事を探して読んでみたが、1つには、岸田総理の発言が「リスキリングを育児や育休という言葉と連動させる形で用いてしまったこと」が違和感を生んだ原因だったのでは?と考えている。
別に、岸田総理を擁護しているわけではないが、あまりに一方的な炎上だったと思ったので、ちょっと時間もたった今、書いてみたのだ。
ここで、「リスキリング」についての民間調査の数字を上げてみる。
• 転職を希望する人に「リスキリング・学び直し」について尋ねた。
「言葉も意味も知っている」32,5%
「全く知らない」46,5%
「意味は知らないが言葉を見聞きしたことはある」21%
ここで、注目したのが、「自分のキャリア形成にリスキリングが絶対に必要」と答えた人が94,1%と、圧倒的なリスキリング支持だった。
岸田総理の「育休リスキリング炎上」発言ばかりがひとり歩きしているが、中身を良~く見てみたら、実際にリスキリングを育休中に積極的に取り入れて、キャリアを上げて転職を果たした実例など、前向きに取り組むビジネスマン・ビジネスウーマンも多数いる。
(総合転職エージェント・ワークサポートより)
というわけで、これからの人材育成の観点からも大切な施策だと考える。
対象の方々も、SNS炎上に左右されず、情報を適切に得たうえでどんどん取り入れて己のキャリア形成に役立ててほしいと思う。
リスキリングとはちょっと違うが、今年、わたしの勤務する出版社でも「リカレント=学び直し」の書籍がシリーズで発刊された。
現場でも、新たなターゲット獲得で、早くも「大人の学び直し」コーナーを作っている店舗も出てきた。
わたしも学び直しをする予定(笑)
まずは、英語から始めよう・・・続くかな?
わっからないなあ(笑)
それでは、また!
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