【ブログ新規追加1055回】
松本十帖・松本本箱とは?
松本十帖は、2022年7月にオープンした。
ブックストアのあるブックホテル「松本本箱」と、ベーカリーやセレクトショップを備えるホテル「小柳」そして、「おやきとコーヒー」(先週、NHK番組「鶴瓶の家族に乾杯!」で登場したショップ)「哲学と甘いもの」という2つのカフェをあわせた総合施設となっている。
昔は鉄道も通り栄えた浅間温泉。
松本十帖の再生プロジェクトは、その賑わいを取り戻すことを目的にスタートした。
以前、どこかの記事で読んだのだが、こういった再生方法のことを、ポイントリノベーションというのだそうだ。
建物も老朽化し、地域の商売にも陰りが出てきた場所は、そんなに簡単には新しい人を呼び込めないのは誰もが承知している事実だ。
そういった厳しい現実に、一石を投じるが如くのアクションをまず、一箇所で行い、メディアで露出し、次々と発展させて行くのだという。
ホテルから徒歩5分圏内に2つのカフェを設けることで、歴史ある浅間温泉を散策して楽しむことができるよう、人の流れを生み出すことで地域の活性化を目指している。
.日帰り用無料駐車場に停めて松本本箱へ。(2台分でわたしも運よく停められた。ラッキー)
「松本本箱」は”豊かな知と出会う”をコンセプトにしたブックホテル。
選りすぐりの本が各所に配され、元からあるホテルの造形を活かしたストイックなデザイン性を持ち合わせた空間が非日常的な気分へといざなう
館内1Fにある「Book store松本本箱」は、日帰りでも利用が可能。メディアに取り上げられることも多く、このブックストア抜きでは『松本十帖』は語れないだろう。
2023年4月よりWEBでの完全予約制型の書店となった。参考資料→https://matsumotojujo.com/journal/archives/1071(ブックストア松本本箱ご予約方法
ホテル「松本本箱」内にあるブックストア。
5つのエリアに分かれた店内には「知らなかった世界に触れ合える」選びぬかれた本が計1万冊収容されている。
これまで誰も体験したことのないブックストアの形だろう。
さまざまな本との遭遇が、より非日常感たっぷりだ。
面陳された気になる書籍を読書できるスペースも多数あり。(ただし、日帰り利用の滞在は一時間のみとなっているのでご注意)
本の道
予約でもらえるQRコードをかざして入場ゲートを通過すると、奥へと続く「本の道」が現れる。
棚に並んだ本は「本からさまざまな流行を知る」ことをコンセプトに選ばれている。現代のものから過去のものまで、様々なジャンルのものが並べられている。
雑誌好きのわたしはこのコーナーも好き。
げんせん本箱
「本の道」の奥には「げんせん本箱」のエリア。
日本初の「エキシビション型書店」として本を通して問題提起を行うという試み空間だそう。
オトナ本箱
階段を登った奥には、「本に溺れる」をコンセプトに、中は少し薄暗く落ち着いて読書が楽しめるメインフロアだ。
もともと浴場だった場所を改装したというこちらには、浴槽を活用したリラックススペースがあり、本棚にはアートやジオグラフィックなど様々なジャンルの写真集が揃いぶみ。
オトナ本箱付近には半個室の”おこもり部屋”もあります。気に入った本を持ち込んで周囲を気にせず読書を楽しむことが可能となっている。(わたしはこのスペースがいいなあ・・・と)
こども本箱
先ほどの「げんせん本箱」手前の階段を降ると、絵本で囲まれた「こども本箱」のコーナー。陳列された2,000冊の本は、子どもはもちろん、大人も童心にかえって楽しめるラインナップ。
本棚の間は迷路!
「オトナ本箱」と同じく旧大浴場を改装しており、奥の浴槽にはボールプールを用意。
三六五+二(さんろくなな)
館内のレストラン「三六五+二(さんろくなな)」の店内にも「料理を知る&信州を知る」をテーマとした料理関係の本が並ぶ。
12時~16時はランチも楽しめるカフェとして営業していて日帰りの人も利用可能。
ブックストア松本本箱
●住所
長野県松本市浅間温泉3-13-1
ホテル松本本箱1F
●営業時間
12時~17時 ※最終入場は16時
(日帰り利用時は要予約。宿泊の場合は時間を問わず入場可能)
●定休日
なし
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この書店を訪問することがある意味、夢だったんだ。
予約してまでわざわざ行く書店なんて、面白くないわけないでしょう?!
さっそく、書店員さんに書店営業をしているわたしが取材させて頂いた。
まず、自らの勤務先と職種を伝えて、書店の蔵書数は?(10万冊!)とか、児童書の動き(売れ行き)はいかがか?(わりと動くと)とか、今後はどのようなジャンルの書籍を集めたいか?(児童書の読み物を増やしたいそうだ)とか、取次などの流通経路の話など、質問させてもらった。
とにかく、こんな素敵な本屋があったら、週一ぐらいで通いたいわん。(書店だから閲覧だけでも無料で利用できる!)
松本の磁場を目指す書店への訪問旅が叶った話。
では、また!
明日、最後の信州旅のまとめを書く予定。