【ブログ新規追加1066回】
『続・日本の小さな本屋さん』和氣 正幸・著(エクスナレッジ)
簡単レビュー
まだまだ素敵な本屋さんは日本全国にある。
日本全国の小さいけれども
わざわざ行きたい素敵な本屋さんを紹介し
大好評となった『日本の小さな本屋さん』が続編となって帰ってきた。
小さくても個性的な本屋は全国各地にたくさんある。
お酒を飲みながら本に酔うことができる店もあれば
小さな山の集落にある緑豊かな店も、予約制の不思議な店もある。
どこも止まり木になるような心落ち着く本屋さんばかりだが
一店一店が特別で唯一無二の存在だ。
本書では、そんな全国各地にある
旅の目的地にしたくなるような素敵な24店の本屋さんを紹介。
★
便利なインターネットの弊害は書店激減の本因だ。
これは、本を売る商売を生業としているわたしが肌で感じる「文化消滅の危機」でもある。
これまで様々な本の世界で生きてきた方々はいかばかりであろうか。
時代の波に大きくさらわれてしまった方々は皆、どうにもできない現状に「忸怩(じくじ)たる思い」でいっぱいだろう。
今回取りあげた素敵な本『続・日本の本屋さん』を書かれた和氣正幸氏も「本屋ライター」として生きてきた方。
『日本の小さな本屋さん』も『続・日本の小さな本屋さん』も人気書籍として認知されているが、本屋の閉店が急加速している現在、紹介されている小さな本屋さんが存在しているか?どうか?は、ネットで調べるなどせねばせっかく行っても「閉店」されている場合すらある。
せっかくの夏休み。いつもの王道旅にちょっとだけ寄り道する「小さな本屋さん」を巡る旅もいいよね。
そんな旅のお供に、『続・日本の小さな本屋さん』を連れて行くっていうのはどうかな?
わたしは、夏旅の目的となるような「小さな本屋さん」を見つけてある。
どうか、順調に営業されていてほしい・・・。
切なる願いよ。
では、また!