【ブログ新規追加1083回】
牧野富太郎(書)
牧野記念庭園は、植物学者・牧野富太郎博士が大正15年から亡くなるまでの30余年を過ごした住居と庭の跡地に建てられた。
博士は武蔵野の広大な雑木林の中に、採集してきたり、知人から取り寄せたりした植物を植え庭を「我が植物園」として大切に育んできた。
そしてたびたび庭に座り込んでは、植物の観察や採集をして庭とともに晩年を過ごした。
昭和33年に練馬区名誉区民である牧野博士がこよなく愛した地を一般公開し、博士の偉業を末永く後世に伝えるため、庭園として開設された。
園内には、妻の名前の笹「スエコザサ」、桜「仙台屋」ヘラノキなど博士にゆかりの深い植物300種以上の植物が生育するほか、博士の使っていた書屋が移築されており、在りし日の博士の面影を伝える展示が拝見できる。
展示室で撮ったのがTOP写真。
展示室では、博士直筆の色紙や植物採集の道具、後世に残すために作られた、博士作の標品を土佐の和紙と練馬の和紙で漉いた紙に作られた押し花などのフォトを撮った。
そして、ほぼ等身大の富太郎博士と撮るフォトでは夫が満面の笑み(笑)
圧巻の書屋も移築されてモダンな館内で再現されていた。
庭園では、若い男女が青々した植物の撮影に夢中になっていた。
講習室では牧野富太郎博士の生涯を映像で観ることができ、老若男女が食い入るように映像を観ていた。(室内に「らんまん」の出演者のサインやポスターがたくさん!)
常設展示室、企画展示室ではたくさんの「らんまん」愛好者が「ムジナモの絵があるよ!」とか、みんなでドラマの名場面を再現してた(笑)
あの「日本植物図譜」の初版本を見られたのには大感動だったわ。
そして、圧巻の書屋を出ると、そこには博士の愛したコーヒーが飲めるキッチンカーが!
一杯づつ丁寧に落されたコーヒーを片手に、園内を散策している人も多かった。素敵な試み。
真夏を越したばかりの庭園には花がほとんどない。
辛うじてアジサイの仲間を写真に収めた。(カメラの露出を変えて撮る・笑)
さほど大きくはない都内にひっそりと在る植物園。
春から夏にかけて、それはそれは美しい草花を見ることができる。
様々な季節に訪れたい素敵な植物園だった。
~練馬区立「牧野記念庭園」
所在地 練馬区東大泉6-34-4
開園時間 午前9時~午後5時
休園日 毎週火曜日
入園料 無料
※ 駐車場はなし(近隣にコインPあり)
※ 関連資料→https://www.makinoteien.jp/ 牧野記念庭園公式HP
では、また!