★2024年10月2日更新 糖質・塩分・油分制限に+したグルテン・フリー~制限生活8年目/書籍紹介あり【健康・食事療法/選書・文化】

【ブログ新規追加1095回】

夫の話だが、糖尿病からの心筋梗塞に倒れたのが8年前の10月30日。

瀕死だった夫を救い、その後毎年のように6回に及ぶカテーテルでの心臓手術を失敗なくこなした若きドクターの手腕と、一切の泣き言(言い訳)を許さない、「糖・塩・油」を制限した食事療法のおかげで8年目を迎えられた。

それでも3か月に一度の定期健診では、数値の具合に肝を冷やす場面も多々ある。

今週は、夫7回目のワクチン接種後、心臓の定期健診が控えている。

3か月に一度の健診になった背景には、だいたい心臓の症状は落ち着いてきたこと(心臓に埋め込んだステント金属のマッチ具合)と、糖尿病の進行を食事療法と軽い運動(毎日のストレッチ、散歩や旅先でのトレッキングなど)で抑えられていることからだ。

そして、毎回主治医が口を酸っぱくして語るのが「食べるもので体はできているから」という言葉。

どんなに、食事療法ちゃんとやってます!と言ったところで、検査をすれば一目瞭然よ(笑)

だから、嘘はつけないってわけ。

「半年~2か月前に食べたモノで今の体が維持されている」とも言われていた。

で、我が家では健診日の2か月前から「糖・塩・油」の制限を意識し「徹底」することを習慣にしてきた。

例えば、お米(糖質制限)は2日置きにする。みそ汁(塩分制限)などの汁物や揚げ物(油分制限)も同類だ。

また、最近ではパン類(グルテンフリー)も2日置きにして、お米やパンの代用品はオートミールを使う。

漬物(塩分そのもの)と調味料としての砂糖(糖分)は買わない。少量の高カカオチョコレートをおやつの定番にしている。

青野菜はたっぷり食べる習慣にシフトした。

毎食、サラダボウルいっぱいの葉物を少量のノンオイルドレッシングで頂く。

醤油や調味料も料理に使ったら「追加しないように」すぐにしまうなど。

要するに一年中、定期健診に合わせた制限生活を送っているのだ。

味付けも薬味や酸味で耐えられる薄味に慣れてもらってきた。(作るこちらもよく頑張ってきたと内心、自画自賛)

一方で、健診が終わったら、ちょっと緩めて、いわゆるチートデーを取る。

制限生活にもゆとりが大事で、旅行やマクドナルドに行くのはだいたい健診後にしてきた(笑)制限を解いて旅先での食の出会いを楽しむ。

食事療法を始めたころは、制限生活って辛い!と思ってばかりだった。

しかし、長年食事療法をやってきて思うことは、「好きなモノを好きなだけ食べたい!」という悪習慣をきっちりと絶って、「旬の美味しいモノを適量食べる」という賢い生活スタイルになったのが一番の効用だ。

最近では、そこに「グルテンフリー・小麦制限」を取り入れている。

小麦は非常に強い依存性があり、食べれば食べるほどもっと食べたくなる習性がある。

そして小麦は腸内環境を悪化させたり、血糖値の乱高下を招き、低血糖ゆえの体調とメンタルの不調の要因となったりもする。

もちろん肥満の遠因だ。

パンやパスタなどはなるべく遠ざけて!と、主治医から言われているし。

上手く軌道に乗せたいと思っている。

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さて、以前食事療法を始めたころに出会った、素敵な本の紹介をしよう。

かぼちゃを塩で煮る』牧野伊三夫・著(幻冬舎)

簡単レビュー

野菜とにんにくを煮込んだだけのやさしいス ープ、せっかちな酒呑みのための三分おつま みアレコレ、シェリー酒に合う豚肉とアサリ の白ワイン蒸し、かつお出汁をきかせたカレー鍋、残りめしを使った茶粥……

台所に立つ ことうん十年。

寝ても覚めても頭の中は食べることばかりの食いしん坊画家が、作り方と愉しみ方を文章と絵で綴る美味三昧エッセイ。

この本で印象的だったのが、仕事で嫌々受けた断食道場体験が素晴らしかったエッセイが必見!さらに男の料理を表現した数々のフォトもいい感じだ。

食事療法を始めたばかりで数値まみれの「辛い」時期にどれほど、この本に癒されたかわからない。

懐かしくて取り上げてみた。

ちなみにタイトルになっている「かぼちゃの塩煮」はわたしも実践中(笑)

意外な美味しさよ。

※「かぼちゃの塩煮」レシピ

種を取って一口大に切ったかぼちゃを、厚い皮の方を下になべ底に並べ、ひたひたの水を入れる。適当に塩をふり、落し蓋をして弱火で煮る。柔らかくなったら出来上がり!

それでは、また!