【ブログ新規追加1099回】
「QOL」とは。
病気の分野でのQOLが一般的。
大病(がん、心臓や脳ほか様々な)を経験した人達に向けてこれまで通りに戻る生活を目指すのではなく、病気を経て「できなくなったこと」や「精神的にしんどい」など心と身体のあらゆる負担を取り除く生活向上を目指し、目標にする考え方だ。
例えば、がんの治療を受けている患者様は、病気の進行に伴う食欲不振、貧血、呼吸困難、むくみ、痛みなどといった不快な症状に加え、抗がん剤による吐き気、脱毛、白血球の減少や、手術を受けたあとの機能低下・損失といった副作用に悩むことが往々にしてある。
その中でも、いかに自分らしい生活をするかといった点に着目して、その質を高めることがQOLの向上という位置づけとなり、当事者の目標となるのが理想的だ。
昨今、良く耳にするのがコロナの後遺症だ。
今日はNHKで帯状疱疹の後遺症が何年も長引いてQOLの低下が著しい女性の話を観たばかりだ。(何事も早期の受診が重要だと)
僭越ながら、わたしのQOLを取り入れて病気を克服できた話を書こう。
わたしは15年前に、脳出血という重い病気を患った。
理学療法士からは「〇〇さんは治らない。以前の機能は取り戻せない」と断言されてしまった。
しかし、主治医からQOLに近い話を諄々と話された。
「たとえ、障害が残っても身体の機能改善の努力は惜しまず、残った障害も受け入れて生きてほしい」と。生活の質を落とさないことの大切さを話された。
で、これまで以上に元気で健康に生きる決意をした。
わたしは、ただちに「もう、以前のわたしではなく、新しいわたしにならなくては!」と、涙や愚痴を振り切り、慣れないリハビリに夢中になって取り組んだ。
その結果、障害を残しつつも6か月で職場復帰を果たせた。
主治医からQOLといういわば、将来への希望的思考法を、丁寧に話して頂き、きちんと理解できたからこそ今のわたしがある。
もう治らない・・・という悲痛さ・諦めを乗り越えるためには、どうしても必要な思考だともいえる。
それからのわたしは、周囲の目や評価にとらわれずに、やりたいことを精一杯やり、Quality of life(クオリティ オブ ライフ)そのものの「生活の質」「生命の質」を向上させる毎日を送り続けている。
身体的な苦痛の軽減方法を覚え、精神的にも、社会活動を含めた総合的な活力がいつも漲り、仕事もし、趣味の時間も取れ、満足度が高い生活を送っている。
※ QOLについての関連記事→https://www.midtown-amc.jp/faq/faq_others/qol.htmlよくあるご質問
病気をしたらおしまいではなく、新しいスタートラインに立つというように置き換えられるQOLの定義。
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QOLについての精神面ばかり書いてしまったが、生活に潤いを与えてくれるアイテムの話をしていこう。
最近、暮らしの中に「インテリアミュージック」という分野の音楽を取り入れている。
静かな環境音楽みたいな曲のサビ部分だけを30分エンドレスでループさせている曲が好み。
仕事で煮詰まった頭を冷やすのに毎晩聴いている。
丁度、You Tubeにいいのがあったので拝借。
元々は海外ミュージシャンの作品で歌入りもあるが、歌がないほうが断然いい。環境の向上はとても大事。
もうひとつ、TOP写真に撮ってみた、最近お気に入りのノンアルコール「シードル」シャインアップルジュース(青森産)
たまたま、仕事先のそばで見つけて即購入。産直売り場とか避けて通れないよね。これまでで一番リピートしたジュースよ。食の向上も超大事。
平日はお酒を呑まないので、こうした美味しい炭酸を飲んですっきりしているの。
というわけで、まだまだQOLの実践中なので、小さな生活向上の取り組みをまたいつかまとめて書いてみよう。
それでは、また!
※ QOLを生活全般に応用するにはこんな自問自答をしてみよう!
- 職場の人間関係は良好か?
- 経済的に安定しているか?(お金の不安はないか?)
- 精神的な安らぎを感じられているか?
- 他者のために何か貢献できているか?
- 身体的に満足な活動ができているか?