『独学のススメ 頑張らない「定年後」の学び方10ゕ条』若宮正子(世界最高齢プログラマー)著・中公新書ラクレ【選書・自己啓発/旧記事更新89】

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『独学のススメ 頑張らない「定年後」の学び方10ゕ条』若宮正子(世界最高齢プログラマー)著・中公新書ラクレ

簡単レビュー

「趣味がない」なんてしょんぼりしなくて大丈夫。「やりたいこと」の見つけ方、お教えします。


何歳からでも〝成長〟できます。定年後はますます楽しくなります。


定年後に「独学」でプログラミングを学び、世界最高齢のアプリ開発者として一躍有名人になった若宮氏。


英語のスピーチはグーグル翻訳で乗り切り、旅先で知り合った牧師さんの家を訪ねてみたり波乱万丈をことごとく好む自由気ままな84歳。


毎日を楽しく生きるコツは、頑張りすぎない「独学」にあったのだ。

もくじ

第1条 バンジージャンプじゃあるまいし、 こわがらずに飛び込んでみよう!
第2条 飽きたらやめちゃえ
第3条 「英語」は大阪人のノリで
第4条 ノルマを課しちゃダメ
第5条 「やりたいこと」の見つけ方、お教えします
第6条 ちょっと待った! 自分史を書くのはまだ早い
第7条 「将来」に備えない。10年経ったら世界は違う
第8条 退職してからのお友達の作り方
第9条 本から学ぼう
第10条 教えることは、学ぶこと

                 ★★★

若宮正子さん(当時82歳)が、アップルの世界大会に最高齢者プログラマーとして招待を受けた!というニュースをTVで観た時、衝撃が走ったのは今でも忘れてはいない。

81歳で、どうしても作りたかったアプリを独学で開発!

赤色が大好きで、赤いセーターを颯爽と着こなし、真っ赤な口紅をひいた正子氏の初々しいことったらない!

確かに見た目は完全におばあちゃんよね。でも頭の中身のフレキシビリティさは、いったいいくつなんだろう?って思うぐらい若々しい。

柔軟な思考、しなやかな感覚とでも言おうか。

とにかく、彼女のいうことには「頑固」なところがまったくないのよね。

おかしな正義感もないし。

だからこそ、前代未聞である80代にして大ブレイクしちゃったのかもしれない。

『独学のススメ』とってもゆるやかな読みやすい名書よ。

知らなかった言葉や方法も数多くあったし。(遺言は秘密証書遺言がいいとか、シニアは理科と現代社会を学び直そう!とか認知症の母をAI駆使して介護したとか・・・)

わたしはまだまだ定年は先だけれど、こういった未来性のある定年関連書籍はいろいろと読んでおいてレビューしていこうと思っている。

若宮正子氏の、ゆるやかにガツガツしなくたって、世界の頂点に立っちゃえた痛快な生き方指南の一書をぜひ、手に取ってみて!

では、また!

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『SunTAMA Style』2021年7月3日記事

『SunTAMA Style』2022年7月3日記事

『Life Tour21st』2015年7月3日記事

「クラシックホテルを訪ねる」

2024年7月3日更新 クラシックホテルを訪ねる。


 
東京ステーションホテルの1F ラウンジ

クラシックホテルの定義
 「クラシックホテル」とは、明治・大正にかけて日本のホテル黎明期に創業し、西洋のホテル文化やサービスを日本に広めた老舗ホテルのこと。非日常的で、どこかセンチメンタルな雰囲気が漂い、装飾的で美しい家具や備品で溢れた建物は、気軽に海外旅行できなかった時代から、レトロモダンが好まれるいままでずっと、憧れの眼差しを集めている。
                         甲斐みのり 著 クラシックホテル案内 より


 梅雨空の朝もやにけむる富士屋ホテル

 この1週間の間に2つのクラシックホテルを訪れる機会に恵まれた。
先週は帰国中の友人を訪ねて箱根へ行った翌朝、庭園と買い物を楽しみに友人たちと宮ノ下の富士屋ホテルへ。そして、昨日は仕事で東京ステーションホテルへと。
 どちらも朝一番で伺ったので、ホテル関係者の清々とした挨拶にはじまり、館内の案内など、常にかゆいところに手が届く対応をして頂き、嫌味がなく気持ちよく過ごさせてもらった。

  以前、軽井沢万平ホテルを訪れた時にホテルのコンシェルジェが言っていた事だが、「避暑地のホテルの役割は、別荘に滞在の方々が気軽に食事に来たり、別荘 にお招きした方々の接待に利用されたりなど、旅行者の宿泊とは別の顔があることです。」 と聞いた。今回の箱根の友人の活用方法は、避暑地のホテルとして の利用例だった。それとは正反対の東京駅舎の中に在るステーションホテルは、メインダイニングでも、朝からモーニングを取りながら打ち合わせをしているビ ジネスマンがたくさんいた。今回はどちらにしても、美しい回廊や装飾品の数々に酔い、その余韻がいつまでも残るひとときだった。
万平グッズ
 クラシックホテルの一つ、軽井沢万平ホテルで買い求めた季節の手帖

 余談だが、私の両親の新婚旅行は箱根だった。バイク(BMW)の二人乗りで行ったと聞いた。富士屋ホテルの前で撮った写真をみせてもらったことがある。歴史 を感じる1枚だ。ともあれ、歴史と文化が漂うクラシックホテルのそのたたずまいは、思い出を熟成させるに余りない、価値ある心の旅の1ページとなることだろう。

機会を作って、 またクラシックホテルを訪れたいと思う。クラシックホテルを旅しながら1冊の小説が書けたらそれもまた、すてきだと思う。