【ブログ新規追加1294回】
わたしは元来、飽きっぽくない性分で、堪え性のある性質を持っている。
計画を立ててしまえば、やらずじまいに終わることはまずない。
やってみたところで、三日坊主に終わるなんてこともまずない。
それは、「ものごとをはじめるまでの準備にすべてがかかっていることを知っている」からだ。
入念に準備を重ねて、幾度も妄想でストーリーを編む。
ここに「三日坊主で終わらない秘訣」があるのだ。
三日を過ぎて安心したとして、翌週には飽き忘れてしまう。
それが人間の本性だから、そこのところを攻めるのが「ものごとを続けて達成に導く道理」だろう。
昨日、息子夫婦とともに、正月料理に舌鼓しながら、TVで観戦した「箱根駅伝」の感想を述べあった。
息子いわく「継続は力」なんだよ。と。
そして、この年末年始、やらずじまいのまま終わる計画もなさそう。
「大切な人たちに会う」「あれを読む」とか「これを観る」とか、やり残したことがらは見当たらない。
★★★
このブログも2025年5月4日で満10年を迎える。
現在は平日週3日、土日は書いていないとはいえ、それ以外の平日は休むことなく、途切れることなく書き続けることができた。
さぞかしあるだろうと予想していた感慨はとくになく、「もう十年になるのだなあ」と、ただその短くなかったはずの歳月を思い返している。
書きはじめて一年、いや三年くらいまでは正直、「すごい!続けている!」という自己満足の気持ちが溢れていた。
ほとんどの場合、三日坊主で終わったかもしれないが、「わたしは1年続いた!」そして「3年続いている!」みたいな先どりの気持ちが先行していた。
5年続けたところで一度大きく振り返ったことがあった。
コロナ感染が世界を襲った。
コロナに突入してまったく、仕事の上でも先の見えない苦しい時期だった。
ブログも「やめるならいまだぞ」とも思った。
「とりあえずは5年間続けたし、コロナで仕事に支障もきたしてきたし、ここでいったん筆をおきます」は、なんら恥ずべきところのないおわりのことばに思えた。
むしろ、このタイミングでやめておかないと次の区切りは10年目になるぞ、と勝手に己にアラームを鳴らした。
そして、そこまで続けることができるのか、まるで自信がなかったのも事実だった。
しかし、コロナで自宅待機が続いた3ヶ月。
わたしは、ブログを一生涯の「武器」に変える作戦に打ってでたのだ。
それは、憧れだった「WordPress」を使い「Googleアドセンス」を取り入れた、稼げる本格ブログの構築だ。
書店で「Googleアドセンス」習得の書籍を購入し、勉強を始め、Wordpress構築も、元SEの夫に相談しながら、どんどんスタートできた。
そして、自宅待機中の3ヶ月で「Wordpress構築」とそこまで5年間のブログをざっとまとめて記事を組みなおし、「Googleアドセンス」の審査にサイトを応募して、その日のうちにアドセンス資格を得て、今に至っている。
そこから先は「何年続いた」とか「何本書いた」とかをわからなくならないように、ブログのTOPにカウントして、習慣として、ただただ書くばかりの日々に突入していった。
すごいのを書こうとか、腕前を見せてやろうとか、そういう気持ちは昔も今もない。
惰性で続けているわけではなく、小さな仕事として「文章を編む」ことを自分に課してきたし、今後も続けていく。
好きなことを続ける秘訣は「仕事にする」ことだ。
★★★
そして、「書いていくなかでなにかいいことはあったのか?」という疑問に答えて。
あった。
たとえば書籍の執筆を依頼されたことから2冊の本を商業出版した。
この体験は、たとえ、個人ブログであっても、これを書いていることが、自分のなかで「その立場から言わせていただきます」と言える根拠になった。
ブログを辞めてしまっていたら、「わたしもやっているんですけど」と言える自分でなければ、あのような本の執筆依頼は来ないだろうし、本を書く理由もないだろう。
そして、ブログを書くことへのかまえがなくなった。「よおし、これについて書くぞぉ」などと鼻の穴をふくらませる前にもう、なにかを書いている。
つまり「書きたいこと」の有無とは関係なく書いている、という流れが当たり前になった。
そして、1000回までは、怒涛の「毎日更新」で己を鍛え上げていったのだ。
その時に見える景色がそれまでとは、各段に違っていることを期待して。
締切を設けず、「書きたいときに書く」という姿勢は一見すると理想的だけれど、ことブログの場においてそのかまえでいるのは、じつは危うい。
というのも、われわれが「これを書きたい!」と思うときの「これ」とは、案外となにかへの「ご意見」であることが多いからだ。
つまり、最近話題のあれについてひとこと言いたい。きのうこういう投稿を見かけたのだけど、ちょっと言いたいなどなど。
ただ、これはあまりやりすぎると、「もの申す」系の欲求をまき散らしているだけになりかねない。
そうならないように、あくまで主人公を「自分」にして、自分の中で消化しきれていないものも含む、「きちんとしたエッセイを書いている」のが今の心もちだし、今後もそうありたい姿なの。
さて、お正月も3日。そろそろ仕事はじめに向けて準備を始めよう!
それでは、また!
※ TOP写真は、息子夫婦が住む「東村山名物・だいじょうぶだァ 饅頭」(笑)。これを頂いて元気に新年・仕事をはじめる!
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『SunTAMA Style』『Life Tour21st』『みいこStyle』1月3日 記事更新済