【ブログ新規追加505回】
わたしの仕事は「書籍」を法人に売り込む営業職だ。都内の出版社に勤めて13年となる。
自社の書籍だけでなく、常に本に関する最新の情報を集め、ごく一部となってしまうが最新刊にはほぼ目を通す毎日だ。
で、書籍だけでなく、書店や図書館も新しく開設される!と聞けば、仕事を休んでも馳せ参じている。
新しい文化の発信地となる図書館などは絶好の情報収集場所なのだ。
今月10月1日にオープンした「村上春樹ライブラリー」も本日、さっそく拝見してきた。
(事前予約を取らなくてはならない。資料先→https://www.waseda.jp/culture/wihl/other/357 入館には事前予約が必要です)
ざっとだが写真で紹介しよう。
• 建築家 隈研吾氏がフルリノベーションを手掛けた(国際文学館)の入口。
• 村上春樹ライブラリーエントランス
• 「階段本棚」
エントランスを抜けると村上春樹氏所蔵の書籍(多数!)とご自身の書籍がばあ~~~と天上までデザインされた書棚に並ぶ。
まず、そのきれいさに圧倒される。
ここでは、自由に本棚から読みたい本を手に取って読める。階段に座って読んでもOK。
また、写真も一部を除いてほぼ、どこでも撮れる。
• 階段のところどころにオブジェの人形が座っている。わたしは「騎士団長」かと思っちゃた(笑)
• 村上春樹ライブラリーのコンセプト。
• 「ギャラリーラウンジ」
村上春樹氏の著作だけの展示ルームにて。担当の女性が「お二人の写真撮りますよ!」と言ってもらったんで、せっかくだから村上氏自らが書いたイラスト「羊をめぐる冒険」の「羊男」を挟んでというか、3人?で(笑)撮ってもらう。
「はい!チーズ」じゃなくて、「はい!は・る・き」で行きま~す!と、笑かせてくれた。
• 「オーディオルーム」にて。
村上春樹氏は大のJBLマニアだ。2本の大型JBLスピーカーで氏の所蔵品のモダンジャス(LP)を聴かせてもらえる。
• 文学と建築の関係とは?
この建物のフルリノベーションを手掛けた「隈研吾氏」が雑誌BRUTUSへ寄稿されていた記事の一説を書いてみよう。
「まったく何にもないところから「村上春樹」を建物で表現するなんて絶対に無理だと思った。国際文学館という丁度いい少し小さめな建物を再生すると聞いた時、ホッと胸をなでおろしたんだ」と。
• このスペースでは、隈研吾氏が作った建築模型、ラフ画、プレゼン資料、普段読んでいる本などが展示されている。
• 貴重な建築模型
• これまた貴重なラフ画
• 最後は「村上さんの書斎」
ある日の机の上(村上氏撮影のフォト)
仕事部屋の再現
使っているカップ(これ、欲しいんだけど)
と、村上春樹ワールドにどっぷり浸かれる村上春樹ライブラリーの紹介。
ぜひ、時候のよい時に予約を取ってお越しください。
早稲田の杜が待ってるから。
「いわし雲 ならぬコロナの 波然り」 清流子
このところのコロナ小康状態を見て、なぜか不安が拭えず、緊急事態解除後もおっかなびっくりで、出掛けるにも気が引けます。空を見上げるといわし雲も笑っている?ようです・・・それでも一昨日は海辺のカフカの呪いが融けるような空の青さでした。
カフカまだ読んでないの( ´艸`)