【ブログ新規追加542回】
非日常を存分に味わえるのがキャンプの醍醐味だ。
自然の中であーだこーだしながら、一生懸命揃えた好みのギアで、自分たちの移動リビングや寝室を建ててあつらえる楽しみは計り知れない。
そして考えた通りのリビングが出来あがったら、ゆっくりと深煎りコーヒーを入れて、しばし読書する。
大好きな本も、こっそり車に積んできたから。
もちろん、小難しい本はダメよ。
「食」に関する本がおススメ。
それは、美味しい物がどんな風に作られるのか?どんな人が作るのか?とか、ミシュランのことなんてほとんど知らないとか・・・そういった、今までスル―してきたことがらを知るのがいいんだ。
そして、にわかキャンパー料理人としてその技の一つでも盗めたら最高!でしょ(笑)
そんな「優雅」な時間にぜひ、読みたい料理職人の本を2冊紹介しよう。
「ビゴさんのフランスパン」塚本有紀・著(晶文社)
• 簡単レビュー
パンの神様と呼ばれるビゴは、神戸に「ビゴの店」を構えるパン職人だ。日本にフランスパンを伝えた人。本物の味を広めてきたのだ。
そのビゴの真骨頂は「発酵」にある。「発酵」を何より大切にするビゴ。保存料や添加物は使わず、飾り立てもしない。
「パンは人の命の糧だから」これがビゴの哲学だ。
14歳で修行の世界に入り、クロワッサンの「ドンク」での活躍。職人仲間との出会いや天然酵母パンが日本で受け入れられるまでの長い道のり。
第二次世界大戦下のフランスに生まれた一人のパン職人が、フランスの味で日本人の舌を変えるまでの波乱万丈の半世紀を書き起こした。
必見は「ビゴの秘蔵レシピ」だ。
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もう一冊は「シェフ、美食の大地をめぐる」アラン・デュカス・著(株式会社 原書房)
• 簡単レビュー
『ミシュラン』の8つ星に輝く、フランス料理界の帝王アラン・デュカス自らが筆を執った一書だ。
トリュフ、フォアグラ、チーズ、ワイン、オリーブオイルなど、フランスを代表する食材は、豊かな自然の恵みから育まれて、伝統的な製造法を駆使することで「極上の「食材」に生まれ変わる。
その「極上の食材」を探し求めてアラン・デュカスが作りてや職人を尋ね歩いた紀行書だ。自然と人との対話が織りなす「美食ガストロノミー」の秘密を解き明かす「本物の味」に出会う旅書籍だ。
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以上、2冊が現在、手元にある料理職人の書籍だ。
フランス料理の星などにはまったく興味はない。しかし、読めば読むほどフランス人の「食」に対する貪欲さが迫りくるんだ。
わたしは、さほど食べ物には欲が低く、とりあえず「美味しいパン」と「チーズ」と「赤ワイン」があれば幸せ。
だから、キャンプの非日常感には、この本を携えて行こうと思う。
森や湖で美味しい焚火料理を作り、ゆらゆらと昇る火を眺めながらの読書は、
贅沢極まりないだろう。
うん、それ、やって来よう!
「混迷の 時代の予感 冬の波」 11.18 清流子
来年以降展望すると、どんよりとした低い雲が垂れ込めているように見えます。環境然り経済然り、あらゆる災難に備える準備はできているか!今回の思案本は「生命科学的思考」(高橋祥子著)だ。
小池都知事ももうすぐ復活らしい( ´艸`)