業界では拡大、拡大を続けていると言われる電子書籍市場。
● すべての書籍と国立国会図書館との関係
● 電子書籍に向いているジャンルと紙書籍に向くジャンルとは
● まとめ~本の読み方が変わる!電子書籍と紙書籍の読み分けをしよう
電子書籍業界が沸騰中らしい。それは、紙の本での蒐集が追いつかない古文書や出版数の少ない作家の本などは、ある一定期間を過ぎると、どんどんこの世から消えて行く運命にある。なぜなら、書店から売れずに返品された本や期限切れで返本された本は、バッサリと細断されて焼却される運命だから。
そこを、あらゆる手を尽くし早めに入手して、対価のほぼかからない電子書籍として蘇らせるビジネスが存在している。それは作家にとっても出版元にとってもデジタルで半永久的に残せるのだから幸せなことだろう。
その中にはいわゆる、レア本と呼ばれる大変に希少な本や古文書も混ざっているらしい。現場で絶対にお目にかかれることのないレア本がなぜ、電子書籍では存在するのか・・・?
わたしは古文書等の古い本には興味はないのだが、昨日、ある大学の図書館にお邪魔する機会があり、そこで国立国会図書館デジタルコレクションなるサイトを発見して、貴重で希少な本であればあるほど、ここでは電子書籍で保存されているのだということを知った。
● すべての書籍と国立国会図書館の関係
国立国会図書館では、国内のすべてのあらゆる出版物を限りなく保存し続けているということはかなり前から知っていた。たとえば、紙版のすべての書籍、毎日多数出版される電子書籍、スーパーのチラシや無料のミニコミ紙、同人紙のたぐいまで。本当!?どうやって?と、不思議なくらいに思う蒐集力なのだ。一度、足を運んで自分の目で確かめてみなくてはいけない。
● 電子書籍に向くジャンル 紙書籍に向くジャンルとは
4年前に初出版をした時、電子書籍だから売れてなんぼ、売れなくてもここ(国立国会図書館)で作品を保存、著者の索引(末席)に入れてもらえた事で充分満足していた(笑)
さて、はたして、わたしの書いた初版本は電子書籍での発売で良かったのだろうか?電子書籍のスタイルは、今では盛んにジャンル分けがされている時世だから。
わたしの書いた本は、自己啓発・ビジネスで比較的読みやすく、少々テキスト調だったが、概ね電子書籍にマッチする内容だった.。
● 電子書籍に向いているジャンル・・・エッセイ、漫画、ビジネス、自己啓発、コアなマニア本など。
● 従来の紙書籍が向くジャンル・・・小説、実用論文、専門書など。
これで、はっきりわかることは、頭に汗をかくような書籍は電子版には向かないということだ。サッと読める電子版は概ねライトな内容で消費されるものが合う。なぜなら、かさばらず、最速で最新の情報が手にはいる、紙版より安価など。
頭に汗をかく書籍は、じっくり参照するのが基本だ。手元に置いておくために紙版がよいのだ。そもそも専門書の場合は電子版が出版されていないという場合も未だ多くある。
また、電子書籍をストレスなく読めるのがkindleなどの書籍専用端末リーダー。つい最近も新バージョンのkindleが発売されたばかりだ。
最近では、音声で聴く読書なども、専用アプリが出ていて、読書がライフスタイルの中で、衣・食・住と並ぶ重要なジャンルになったのだと、新型コロナウィルス感染予防対策での、自粛生活から新たに気がついた視点だ。
●まとめ~本の読み方が変わる!電子書籍と紙書籍の読み分けをしよう
電子書籍は今では、普通の生活に馴染んでいることだろうから、改めて電子書籍で読みたい本と紙書籍で手元に置いておきたい本と分けてコレクションするのが今風なのだ。
ちなみに、わたしのブログ【書評】で紹介してる書籍は、すべて紙版だ。末永くいつまでも手元に置いて、何度でも読み返す本を選書してレビューをしている。
まだまだ、探求深堀りできる書籍の世界。最後に、珍しい書籍を探す3つの方法を紹介して終わろう。
~珍しい書籍を探す方法~
① 国立国会図書館デジタルコレクションを利用。
② 電子書籍ストアを活用する。
③ 神田などの古書店街で探す。
地域のフリマなどでも古書や絶版本に出会えるかもね。
「ストックか フローで流すか 時鳥」 清流
時鳥(ほととぎす)は不如帰と表すのが普通だが、機を得て時を告げる声として昔から親しまれている。命短く時を大事に生きる時、フロー的行動から最良のストックが生まれるのかも知れない。