【ブログ新規追加716回】
97歳でも、仕事に向き合うマインドは超一流な女性を見つけた。
理路整然とした語り口が、97歳という年齢を忘れさせる。
なんと知的な女性だろう。
池田さんにとって「働く」とは?
多くをわたしが語るより、ぜひとも動画を観てほしい。
そこに彼女の働く意味が語られているから。
求められている間は、身体が動く間は「働き続ける」のだそうだ。
小さな、腰の曲がったおばあちゃんが、一生懸命「働く」ことで幸せになっている。
元気をもらった1本の動画だ。
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2021年に池田さんが出された書籍も紹介しよう。
• 書籍レビュー
戦前から看護婦、保健婦として活躍し、75歳のとき三重県最高年齢でケアマネジャー試験に合格。88歳でサ高住「いちしの里」に勤務、97歳の今も現役で働き続ける池田きぬさん。
こんな年まで仕事続けるとは思わなかったけれど、3日家にいると外に働きに出たくなってしまうと。週1〜2回、人手が足りない日に朝から勤務に入る。
年だからと甘えてはあかんですね。できることは自分でせな、若い人のサポートをするのが年寄りの役目ですと、きっぱり話される。
やっぱり体はえらくなる(=疲れる)けれど、仕事中は休まず。きびきびと動き、入居者1人1人に親身に声をかける。
お世話する入居者はほとんどが自分より年下。みなさんが元気になり、家族の方が喜んでくれるのが何よりの喜びだそうだ。
夫が先立ち20年、ひとり暮らしを今も続ける。家のことも、できる限り自分で。庭で花や野菜を育て、料理を楽しむ。自転車にも乗る。
「人生100年時代」が叫ばれる今、「いつまで働かなくてはいけないのか……」と暗くなる向きも多い。そんな中、きぬさんの存在は大きな希望。
「高齢になっても働く」ことを前向きにとらえる──そんなメッセージを発信。きぬさんの仕事観から、これまでの人生、日常生活、上手に生きる知恵まで、心温まる写真とともに語りおろす。
これからも、素晴らしいworking womanを見つけてここに取り上げて行こう。
『死ぬまで、働く』池田 衣・著
「走り茶や 新芽の雫 ひたひたと」 清流子
新芽収穫の最盛期を迎え、揉み取ったばかりの新茶の清々しい香りと甘みは、また格別。走り梅雨の鬱陶しさとは対照的です。先の見えない今だからこそ、一瞬の楽しみが貴重ですね。仕事にもね。