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『佐久間 宣行のずるい仕事術・僕はこうして消耗せず会社でやりたいことをやってきた』佐久間 宣行・著(ダイヤモンド社)
• 簡単レビュー
就活生、新社会人からベテランまでどの業界でも役立つ、佐久間宣行氏からの62のアドバイス。
天才ではなく普通の人こそ本書を取り入れれば、一目置かれる人になる可能性は高い。
佐久間宣行氏が22年のサラリーマン人生の集大成として本気で書いたビジネス書。
特別ではない人こそ特別になれる珠玉の1冊だ。
サラリーマンでありながら、「オールナイトニッポン0」のラジオパーソナリティをつとめ、ファンイベントを行えばリアルで5000人が集まってしまう、45歳の普通のようで普通じゃない、いま話題の人、佐久間宣行氏が教える「誰とも戦わず、好きなことで効率的に成果を出す62の仕事術」なのだ。
佐久間宣行プロデューサーとは?
熱狂的ファンをもつ「ゴッドタン」「あちこちオードリー」などの他、ドラマのプロデュースも手掛け、2021年4月にテレビ東京を退社。独立後もまれに見る円満退社で、引き続きテレビ東京の番組プロデュースを続ける佐久間 宣行氏。
「なんでこんなに好きなことばかりできるのか?」
「なぜ敵がいないのか?」
「なぜ熱狂的なファンをつくることができるのか?」
「どうしてネタ切れせず、これだけの仕事をこなせるのか?」
その秘密を62の項目にわけて公開している。
※「限られた時間」と「自分の得意」で付加価値を生み、ムダなことはやらずにコスパよく、ムダに戦わずして、ラクして速く成果を出すための力の入れ方、力の抜き方を教える。
★
書店でこの本を見つけ、パラっと中身を読んでみた。
驚くほどの「読みやすさ」だ。
文章をこねくり回すなど微塵もなく、言いたいことをそれこそ、ズバっと書いているのだが、
なにせ、ソフト路線的な優しさというか、ゆる~い雰囲気のする人物像が文章の端々から見え隠れする。
わたしが、一番感動しちゃったのが「結局、人生の最優先はメンタル。仕事は二の次」というくだりだ。
昔、大病をした時、女性の上司がわたしに言った言葉がある。
それは「身体が第一。仕事なんてどーにでもなるよ」と。
病気の後遺症が重く、この先どうしよう!っと、会社側の上司の心境を勝手に推し量り、きっと「困ったな、やっかいなお荷物」になったのだろうな・・・と、勝手に思い込んで心底悩んだのだった。
それが、こんな優しい言葉をさら!っと、下さった上司。
彼女のこれまでの仕事の仕方がすべてこんな「優しさ」で溢れていたんだと悟った。
「本当に大事な時に本当に大切な言葉」をさら!っと言えるか?
ここが人との関わりで肝心かなめだと思い知ったの。
で、この佐久間氏にも上司のような、わかりやすさと優しさを同時に感じたのだ。
★
本書の 「なりたいポイント」を4つほど挙げておこう。
• 消耗せずに仕事がしたい。
• 限られた時間でムダに戦わず成果を出したい。
• 取り換え(差し替え)の効かない人になりたい。
• 一目置かれる人になりたい。
こんな感じを目指している人に向けた62のメソッド。
ね、いいでしょ?
「青嵐や 一帯駆る 風一つ」 清流子
初夏の青い風は、青葉繁れる草原や谷間を抜け、季節の明るさを感じさせてくれます。嵐にも似た激しい風が吹き抜ける様は、一種清涼感をもたらし上へ上へと昇る高揚感をも伴いますね。
風か( ´艸`)