【ブログ新規追加758回】
• 現在の生活(おもに仕事)のルーティンは?
47歳で脳出血を患って半年のリハビリ療養を終えて、見事社会生活に復帰を果たして早や13年。
坂を転がり落ちるように体調を崩してしまったこと(やりすぎ)を大いに反省し、今では、出版社の営業という本業は週に4日。要するに1日おきに外営業に出るようにしている。
その日1日は、朝から晩までアポを取った客先(書店)の商談営業に周る。かなり辛い時もあるが、何しろ、翌日は在宅勤務という身体を休める日が待っている♪となれば、意気揚々と少しぐらいの無理はできてしまうものなのだ。
• それでも自然と詰まってくる月末~やり切った後に迎える「無」の境地が最高!
とはいえ、やっぱり月末ともなれば、悠々と1日置きに営業へ出向く優雅さは、どっかへ行っちゃって、ほぼ毎日やり残した商談の収拾に取りかかる始末。
商談前は、常に交感神経が優位になっている。そう、「心ここにあらず」の状態で、どこかイライラしたり、意味もなくソワソワしたりと、妙な焦りがある。
しかし、すべてを巻き取ったというかやり切った後、何が気持ちいいのか?と言えば、そりゃあ、待ち受けている解放感なんだ。ぼ~っとした頭でのたり、のたりと食器を洗ったりする時間がなんともいいチューニングになる。
それまで、頭の中にはいくつもの商談先があり、高速回転させてこなしているのを一旦クールダウンして、心と体をじわじわと一体化させる?というチューニング、ある意味「無」になれる感覚でその時間が最高に気持ちがいい。
具体的には、食器を丁寧に洗う、窓やバスルームの目地にたまったカビやほこりを使い古しの歯ブラシで取り除く、など。こうしていると小一時間経っていたというようなチューニングだ。
本当に「無」になれるんだよ(笑)
ソファに座ってただ漠然とスマホや ipad を眺めているだけじゃダメなんだ。手と体を使う、そうね、「手触り感」がある何かをやっていると、心身ともに自分の軸が整っていくんだな。
お坊さんが、毎朝、雑巾がけをするのも大切な精神鍛錬の修行だ。そんな修行僧のような心境で家の中を整えていくのが、月末、仕事で戦い切ったわたしの最大の癒し時間なのだ。
• 家仕事で遊ぶ?家仕事のためにある休暇がいい
6月は、行楽へは行かず、お酒も土日だけ。ほんと、修行僧だったわたし。
それでも、仕事をしちゃあ、ゆっくりと丁寧に家事に集中し、結果として家の中がきれいに整理整頓されることで精神的にもスッキリ。夫の痛風も発症したけれど、食生活の見直しもできた。
どこにも行かないと決めると、本棚を整理して同じジャンルのものを取り出しやすくそろえたり、今後の旅先のヒントを並べたりした。
「京都の大徳寺塔頭 龍源院」とかで頂く茶洛(わらび餅」とか。
思い浮かべては資料を取り出す。行きたい場所の資料は紙でもPCデータでもそれこそたくさん集めてあるのだ(笑)
「西陣」で唐紙の型押しを見に行くなんていうのも風情じゃ。やっぱ、真夏は「京都」よね。
断捨離も大好き。今の自分に似合わない物や必要としていない物はあっさり処分して、必要な物を迎え入れる。こうした家遊びこそ無我の境地、驚くほど飽きずに夢中になれる。
• これまでとこれからについて
仕事も家事もバリバリこなせていた40代半ばまでは、自分の時間なんてまったく必要がなかった。でも、それから13年の歳月が流れて、今では、仕事も家事も休まざるを得ないのは自然の摂理。誰しもそうなってくるのは当然だろう。
だから、わたしも積極的にマインドを下げて、前向きに休む!と、訓練をしている最中だ。わたし達世代は、右肩上がりに生きてきた世代だ。ダラダラ休むのは本当に苦手!
でもね、積極的にプラスになる時間を過ごしたい!と願うならメリハリが大事だろう。英会話の勉強をしたいなら、あえてハードな教室に入門し、そこでレッスンを終えた後は、素敵なcafeでばったりというか、まったりするとか。
歳をとったら、常に85点を目指すのではなく、100点の日もあるし、30点の日もあるとかがいいんじゃないかな?
「アグレッシブに攻める時間」と、「まったりと自分を癒す時間」この2つを意識して切り替えて行く。
これが、人生をハッピーに過ごすためのわたしの作戦なのだ。
信じられない6月梅雨明けに書いた。
• 最後に
作家・村上春樹氏のつぶやきbotで「歳をとることの考察」をみつけたんで、ここに載せておく。
村上春樹のつぶやきbot →https://twisave.com/EssentialWord1
歳を取ることはそれほど怖くはなかった。歳を取ることは僕の責任ではない。誰だって歳を取る。それは仕方のないことなのだ。僕が怖かったのは、あるひとつの時期に達成されるべき何かが達成されないままに終わってしまうことだった。それは仕方のないことではない。
午前10:28 · 2018年7月20日
頻繁に更新されているからお気に入りに入れているんだ(笑)
※ TOPの写真は数年前に撮った真夏の京都・南禅寺三門。
「夏蒲団 恋しタオル地 さっぱりと」 清流子
今年は梅雨を吹っ飛ばして一気に酷暑がやって来た。節電して自然の風を感じるためにも簾とタオルケットは欠かせない。今はネットでも安く買えるが、Ncool系も外せない?撥水性が必要か悩ましい(笑)
夏がけ買う( ´艸`)