暑中・残暑見舞いのマナー~今一度、書き方のおさらいをする~お世話になった方へ書く季節のお便り【暮らし・暑中見舞い】

【ブログ新規追加771回】

昨日(7月10日)は、時間を取って暑中見舞いをしたためていた。

• 暑中見舞いの投函時期は?

十四節気の小暑(7月7日頃)~立秋の前日(8月7日頃)にかけて送るのが通例。

• 残暑見舞いの投函時期は?

立秋(8月8日頃)~8月末頃までに届くよう送りましょう。遅くても処暑の候(9月7日頃まで)に届くように。

「暑中見舞い」とは?~起源・由来について~

「暑中見舞い」を送る時期

「暑中見舞い」は、猛暑期に普段なかなか会えない方やお世話になった方の健康を気遣い壮健に過ごして欲しいとの願いを届ける夏のあいさつ状のこと。

近況報告などをかわす意味合いもありだ。また、この習慣は江戸時代に生まれたといわれている。


その由来は、お盆に里帰りする際、直接品を持参して祖先の霊に捧げていたことによる。

江戸時代になると、お世話になっている人全般への贈答の習慣になって行ったのだそうだ。

遠方で訪問できないお宅には、飛脚便を使って贈り物や書状を届けていたと聞く。


それが、明治6年の郵便制度の発達とともにこの贈答の習慣が簡素化され、あいさつ状を送る習慣になって行った。

大正時代に入り、現在の「暑中見舞い」という形が定着したそうだ。

(資料元→https://www.post.japanpost.jp/culture/howto/summer/index.html 日本郵便より)

                 ★

若い頃は、年賀状と暑中見舞いはセットで、大事なお付き合いのツールだった。

昨今では、メールやSNSで、簡単にしかもタダで季節の挨拶ができてしまう便利な世の中だ。

そんな中、この数年、思い出したように「年賀状」と「暑中見舞い」を出すようにシフトチェンジしている。

短い便りだが、暑さの厳しい季節に相手の健康を気遣い、こちらの無事や近況を伝える言葉が、メールにはない温もりだと感じるからだ。

我が家は、もう両親が亡くなっているので、故郷の親戚や友人、などは年賀状を送り合っているが、暑中見舞いは、お世話になった方を中心に書いている。

なかなか会えないけれど、思いやりのひとことを添えるだけで「ほんわか」する。

わざわざ、ハガキを選び、一筆書く・・・なんと贅沢なことなんだろうと、見直した佳き習慣だ。

今、暑中見舞いの投函真っ最中。

なかなか会えない誰かにぜひ一枚、夏のお便りをどうぞ。


“暑中・残暑見舞いのマナー~今一度、書き方のおさらいをする~お世話になった方へ書く季節のお便り【暮らし・暑中見舞い】” への2件の返信

  1. 「巨星堕ち 赤く染まれり 旱星」 清流子
     日本政界の正当な血脈を継ぐ要人の死は、多くの国民の琴線に触れたようだ。その一貫不惑の志しが明らかになり、何が大事かが改めて問われた。日本に再生の赤い炎が灯ったか、期待したい!

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