登山靴が物語る~わたしの夏山どこ行った?【風景・予定変更】

【ブログ新規追加813回】

山を歩いていると、人の足元が気になる。特にベテラン風情のおじさんたちが「学生時代から履いている」と言わんばかりの立派な登山靴を履いているのを見るたびに、心からかっこいい!と思う。

そんなわたしの履く登山靴は、もう10年選手「HAWKINS トレッキングシューズ GT](現在は廃番)片足500g の軽登山靴。

で、本革裏のバックスキンが表になった、オーソドックスなハイカットだ。

これのいいとことろは、ぬかるみでも雪でも石でも岩でもまったく足に支障がなく、いい意味でガンガン履ける。

ガンガン履いて、よ~く手入れしながら、自分の足に馴染むように育ててきたんだ。

しかも、手入れもとてもラク。ブラシでサッと拭って日陰干しするだけ。

布のトレッキングシューズではこうはいかない。特に雨やぬかるみでのしみ込みや汚れが気になって歩きに支障が出てしまうから。

来年には、ゴアテックスの頑強な一足を買おうと思うけど。(もう、モデルは決めているのん)

                  ★

さて、8月25日~27日の北アルプス山行は、またもや延期となった。先週末90日間ウエザーニュースで調べてみたら、やはり、今年は線状降雨帯が長引いて、しかも台風10号の発生もある様子。

ずっと、降水確率が60%から下らない日がなんと、9月中旬まで続くと見通しでは予報されていた。

ああ、3か月先まで見通しての登山計画を立てるべきなんだと、多いに反省した次第。

でも、山は逃げない。9月後半に予定を変更した。ちょっぴり残念なのが、夫が見たい!と言っていた「真夏の後立山」が秋になっているってことぐらい。

山の夏はとても短い。せいぜい7月~8月だ。9月は早いところでは紅葉もはじまってくるし、雪になる場所すらある。

そういえば、去年、東京の高山「三頭山」に登ったのは9月11日だった。ガスで煙る山頂ではすでに紅葉が始まっていて驚きだった。

9月の紅葉まじりの北アルプスを楽しみに毎日を頑張る。

しかし、8月27日に友人の南アルプスの山荘にお邪魔する予定は変わらず。この夏は春の続きで南アルプスを眺められそうだ。

見る山も素敵よ。

自然の驚異には、つくづく襟を正して向き合おうと決めている。お天気はその入口だ。

行きたい!登りたい!ではなく、安心・安全に務めるのが、長く山を楽しむ秘訣だろう。

最高の日まで、体を作り、道具を手入れしてただ待つのみ。

ずいぶん、わたしも成長したな・・・と、思う夏の終わり。


“登山靴が物語る~わたしの夏山どこ行った?【風景・予定変更】” への3件の返信

  1. 「何処からか 澄んで涼しげ 秋の蝉」 清流子
     オープンキャンパスが行われている大学を散策した。未来社会を支える若者の声に交じって、遠くから蝉の鳴き声が聞こえて来て夏の終わりを何気に告げているよう。若者には大きく脱皮してほしいね。

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