1880年(19世紀)イタリアで作られたチェロの音色に酔う~チェロ&ピアノ デュオ 昼下がりの演奏会【暮らし・古い楽器の音色】

【ブログ新規追加906回】

わたしは音楽大学でピアノを専攻したのだが、在学中にもっとも素敵だと思った音色は、チェロとコントラバスだったのだ。

しかし、別段チェロやコントラバスを弾いてみたい!と思ったことはなかった。

あくまでも、あの飴色のフォルムから醸し出される「深い深い音」に浸りたい・・・だけだった(笑)

そんな、昔の好きだった音色をもう一度、どこかで聴きたいなぁ~と、思っていたら丁度、芸大出身の男性デュオのコンサートがある事を知って、急いでチケットを取ったのだ。

しかも、今日の演目に聴きたい曲があった!2曲も。

アルゼンチンの 作曲家 ピアソラの「リベル・タンゴ」(リベルタンゴはYOYO-MAの演奏をリンクしたのでぜひ、聴いてみて!)

JS・バッハの「無伴奏チェロ組曲」はど~しても聴きたかった。願いが叶って終盤に演奏してくれた。

無伴奏で、チェロの音だけがホールに響き渡るなんとも贅沢な一曲。

ずうっと聴いていたいくらい好きな曲。

ここでチェロの特徴を少し。

ヴァイオリンの仲間で女性のシルエットに見立てた形と男性の声のような中低音がの音色が特徴である。 力強く、そして優雅な音色もチェロの魅力。

大きさは120cm、重さは3.5kg。 このような大きさと重さがあることによって重厚な音を出すことができる。

資料元→https://www.kma.co.jp/blog/strings/post-3389/チェロとは?弦楽器・チェロの魅力を学びませんか?国立音楽院

今日、演奏家から聞いた話では、演奏家の楽器は1880年のものだそうだ。(明治時代)

イタリアの楽器で、芸大の先輩から受け継いだものだと言われていた。

購入した値段も楽器の作品名もお話し頂けなかった。きっと、そんな下世話な話はしちゃあいけないんだろうね(笑)

本人いわく、すごく高かったそうだ。

それでも、演奏中にチェロの前板を軽く叩いたりしてアクティブなリベルタンゴが聴けたよ。かっこいい!

お高い楽器だからって、びくびく使ってはいないんだ(驚き!)

バイオリンやチェロ、コントラバスなどは、どんな楽器に出会えるか?で、演奏家としてやっていけるか?どうか?が決まるものだ。

例えば、今日、演奏されていたチェロは、軽く一挺 数千万円が吹き飛ぶ、ストラディバリウスなどの名器ではないにせよ、びっくりするほど、芳醇で深い音色が聴けた。

もう、それだけで十分しあわせだった。

                ★

※ 久々の音楽話

わたしはピアノ弾きで、現場にある楽器に自分を順応させることしかやってこなかった。(自分の楽器を持ち歩くことができないからよ・笑)

というか、ピアニストは演奏前に専属の調律師にすべてを託すもので、自分のクセやその日のコンディションに合わせた音作りをしてくれる。

だいたい、当日の朝から2時間ほどかけてもらって、調律費は1万円ほど。ホールのピアノを調律してもらうのだ。(もちろん、ホールによっては調律不可の場合もある。スタインウェイとかは無理だった。だからもっぱら、YAMAHAのコンサートグランドを使用していた)

わたしもささやかながら、20代~40代までは、発表会や演奏会の度に専属の調律師にお願いし続けてきた経験がある。

本当はブログで「音楽」の演奏や勉強(受験など)ドレスやアクセサリー、髪型や靴などの装いや、様々なこぼれ話など、「そろそろやろうかな?」と、引き出しを開けてみたくなるのだけど、「まだ、いいかな」と、引き延ばしている。

理由は特にはないの。

まあ、そのうちにね(笑)

“1880年(19世紀)イタリアで作られたチェロの音色に酔う~チェロ&ピアノ デュオ 昼下がりの演奏会【暮らし・古い楽器の音色】” への2件の返信

  1. 「澄みし空 小雪過ぎて 枯葉舞ひ」 清流子
    久々に秋のオープンコンサートへ散歩がてら出かけた。寒さ未だ深まらず、枯葉は降るように空を舞って落葉と溜まり、踏むと心地よい感触が伝わってくる。さっき聞いたチェロの音色が木霊します。

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