【ブログ新規追加952回】
『東京発 半日ゆるゆる登山』石丸哲也・著(ヤマケイ新書・山と渓谷社)
簡単レビュー
朝寝坊しても大丈夫!
都心から6時間で行って登って帰ってこられる
ゆるゆる登山案内。
寝坊したから、時間がないから、と
せっかくの休日に山をあきらめるのはもったいない。
そこで東京都心のターミナル駅を基点に、
半日のうちに行って歩いて登って
安全に帰ってこられるコースを
ベストシーズンごとにセレクトした。
首都圏の奥多摩、高尾、奥武蔵などの山地から
多摩や鎌倉の丘陵や里山、都心部の超々低山まで、
花や歴史、味などの楽しみをあわせて案内している。
単に「近いから」というだけの紹介ではなく、
美しい花や知られざる文化など知的好奇心も刺激する内容が盛り込まれている。
春爛漫ののんびりウォーク、暑さを避けて爽やかな海風や滝を感じるハイキング、
秋の紅葉散歩、そして冬の静かな展望登山など。
各コースには著者本人による手描きマップと、詳細なデータ付き。
★
この書籍の特筆すべき点は毎週1か所(合計で50ヵ所)のコースが、一年中、四季折々にセレクトされている点だろう。
おもに首都圏の東京・神奈川・埼玉・千葉・茨木・栃木・群馬の一都、六県のコースだけれど。
それでも、この半日=6時間という枠での登山提案は素晴らしい!
「登山なんて、たっぷりと時間がなければできない!」と、思い込んでいる人も、「へえ~そうじゃないんだ!」と、目からうろこが落ちること請けいあいの一書よ。
わたしもさっそく、毎週のコースを生活に取り入れてみたいな!っと、思ったばかり。
だって、自分で季節やコースを考えなくても、山のプロが選ぶ最強の季節だったり、コースだったりするわけでしょ?
だったら、それに習うのがいいかもしれない。
山を楽しむ極意は玄人に聞くのが一番だもんね。
さて、何月からスタートしようかな?(すでに登った山もかなりあるし。それを省いて取り組んでみたな)
現在、眺める日本百名山にも密かに挑戦中(現在7座め)
目的がなければ行きにくいから眺める山も兼ねて登れればなおよし。
そうね。まず、春になって暖かくなったらにしよっと(笑)
寒い期間はこういった名書をじっくりと読み込んで、妄想登山を充分やっておくの。
それじゃ、また!
「冬晴れや 荒れ地の一歩 踏み出さむ」 清流子
人生100年時代、変毒為薬を体現したい。さあ、ゲーム開始だ!物語りを始めよう。最初の一歩は環境設定とプロット作成、覚悟のファーストワンで決める。ゲームストーリーを組み立てて、時代を先取りし共々に凱歌を上げるのだ。今年もよろしく!