『雑草と恋愛 れんげ荘物語』群ようこ・著(角川春樹事務所)~群ようこさんと原田ひ香さんの女流作家対談を読んで紹介【選書・文化】

【ブログ新規追加1311回】

『雑草と恋愛』群ようこ・著(KADOKAWA)

簡単レビュー

有名広告代理店を早期退職し、月十万円ずつ蓄えを切り崩しながら穏やかな暮らしを送るキョウコ。
おかめの手ぬぐいで頬被りしてアパートの庭の雑草抜きに勤しんだり、隣人のチユキさんの悩みを聞いてあげたり、友だちのマユちゃんが遊びにきたり……と、楽しく自由な日々。
小さな幸せを大切にするロングセラー「れんげ荘物語」シリーズ、みなさんに愛されて待望の第9弾。
書き下ろし最新長篇。

★★★

久しぶりに女流作家同志の対談を角川の冊子、「ランティエ」で読んだ。

60代後半の群ようこさんと、50代後半の原田ひ香さんの興味深い対談。

丁度10歳違いのいい感じのお二人。

お互いの作品のファンでもあり、女性作家ならではの「仕事と家庭」「人生と経済」などの視点が多く盛り込まれた対談は、仕事中の休憩などにピッタリの内容で「得した気分」になれた。

また、群ようこさんの執筆に関する秘話もあり、そのあたりを書いたエッセイも紹介されていた。

手に入れたら、良~く読んで(笑)レビューしようと思う。

群ようこさんと原田ひ香さんの対談だけでなく、連載陣も多数。

特に、あさのあつこさん、天童荒太氏の連載がおすすめ。

新連載は、山口恵以子さんと楽しみが尽きない。

よりどりみどりの作家陣で構成される「ランティエ」は書店等のレジ付近にサービス(無料)でおかれている。

書店頭で見つけたら、ぜひ1冊頂いてみて!

1冊に色々な作風の小説が掲載されていて、自分好みの作家がみつかるかもしれない!?

そんな、1冊で二度三度美味しい冊子の紹介をした。

それでは、また!

ー--------------------------------------------旧記事更新

『SunTAMA Style』2024年2月14日記事

“『雑草と恋愛 れんげ荘物語』群ようこ・著(角川春樹事務所)~群ようこさんと原田ひ香さんの女流作家対談を読んで紹介【選書・文化】” への2件の返信

  1. 「下萌えの 心抱きて 旅立たむ」 清流子
    春が近づいてくると漂泊の思ひやまず、道祖のまねきにあひて人生の旅に駆られる。人の道はそれぞれだが、残りの生命の招きにそそられるのはまだ使命ある証拠と思うのだ。より強力な道上の旅人に憧れるが、はてどう進むのか我が胸奥の声に暫し耳を傾け再確認しておきたい。対談は迷った時のヒントになり得るね。

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