スプリング・エフェメラルを追いかけて~最後はご近所の里山で希少種花詣で🎶【植物・都立小宮公園/ひよどり山】

【ブログ新規追加1333回】

今年も、いつもの雑木林で、希少種「ワダソウ」を2株見つけた。

1㎝にも満たない小さな山野草。

雄しべが所々に飛んでいて少し残念な姿。しかし蕾が3つ!もある。

嬉しいね。

とても見つけにくいのだが、2021年4月8日にまとまって咲く場所を知り写真に捉えてから、毎年4月8~10日でお天気が良ければ会いに行く。

午前中でないと、花はしぼんでしまうので時間は大切!

朝、9時30分過ぎに会えた。

なんだかだんだん減ってきているような気がする。

赤い「雄しべ」が変色する前の、わずかな期間に見つけてきた。

ひっそりと咲く姿を見つけに、来年も探しにこよう。

◎ワダソウとは

花色は白。開花時期は4~5月頃

国内の分布は本州・九州(尚、熊本県では絶滅危惧種ⅡUV)

山の草地に見られる多年草。草丈は10〜20cm、茎は直立して、枝を分けない。葉は、下部へら形で上部の葉は広く卵形、最上部の葉は輪生状につく。4〜5月、茎の先端に5枚の白い花弁をもつ花をつける。花弁の先端に切れこみがあるのが特徴。雄しべは10本で赤い葯が美しく、10本の雄しべは5本ずつ熟して変色する。花柄には毛が生える。日本の固有種とされる多年草で、名は、産地の長野県和田峠にちなむ。

資料元→http://asohanano.com/flowers/wadasou.html(ASO野の花図鑑)より

               ★★★

公園を擁するひよどり山もすっかり新緑の季節となった。

山頂付近のこぶしの巨木もすっかり花は落ち、若葉が美しい。

大きな木の下で遊ぶワンちゃんと幾人かの人を避けて一瞬で撮った。

雑木林ホールのそばには、山野草で漢方薬の素にもなる「イカリソウ」を撮る。

そして、里山保全で樹木伐採中のため、工事現場が多くあるのでそれも撮ってきた(笑)

野鳥の鳴き声をかき消す重機の騒音にはちょっと残念な・・・気分。

まっ!気をとりなおして、大好きな樹木花・山吹を撮影して「春の里山巡礼」はおしまい。

朝、9時30分~10時過ぎの間でぐるっと回って登って、そこから仕事に出かけてきた。

「春の山野草巡り」はだいたい4月中旬までかしら。

今回、見つけられなかった山野草も数多くあったが、出会いだもんで執拗に追いかけないの(笑)

これから5~6月はバラや紫陽花が美しい園芸の季節。

今年はどこでバラを見ようか?とても迷う(笑)

関東近郊で行きやすい植物園(バラ園)の選定を始めたばかりだ。

これまで行っていない場所にも行きたいし、美しい花や樹木をたくさん撮りたい。

と、園芸種に心躍る季節を越えると7月~8月は「夏の山野草」を探しに里山へ出向く。

で、そのあとは冬支度をはじめる枯れ野山を散策するのも、すごく贅沢な時間で、今から楽しみのひとつとなっている🎶

というわけで、「春の山野草巡礼を終えて」という話。

山野草の咲く時期は非常に短い。

春の山野草をもとめて、様々な公園や里山を巡ってきた3ヵ月。

また、来年を楽しみにしておこう。

それでは、また!

※都立小宮公園アクセス他→https://tamaparks.com/kouen/komiya/

---------------------------------------------旧記事更新

『SunTAMA Style』2021年4月9日記事

『SunTAMA Style』2022年4月9日記事

『みいこStyle』2020年4月9日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/24303271.html 「Makoto Ozone LIVE!」

※ LIVE配信ページはすでに存在せず。当日の視聴後に感想を書き込んだ。

“スプリング・エフェメラルを追いかけて~最後はご近所の里山で希少種花詣で🎶【植物・都立小宮公園/ひよどり山】” への1件の返信

  1. 「察知して サッと背ける 土筆かな」 清流子
    つくしも摘まれるのが嫌なのか、人影に思わず身を背けているような姿勢に見える。この時期はゼンマイやわらびが盛んに山道端に顔を出す。昔は夕飯の一つとして食卓に並んでいた事を想い出した。父親が休みの日には、よく駆り出されたものだ。その苦い食感が忘れられない。花と同じく自分も開花し対話の華を咲かせせたいものだ。

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