【ブログ新規更新141回】
● 中秋の名月について
昨日は中秋の名月。
わたしの家からも真ん丸なお月様が見られた。
中秋の名月とは、旧暦8月15日のお月様のことを指す。そして、旧暦では毎月1日が新月となる関係で、15日がほぼ満月となるのだそう。
昨晩、真ん丸のお月様を見て、あれ?真ん丸じゃない?とか思った。それは、旧暦には閏月(うるうづき)がある年のせいで、若干のズレが発生すると。
だから、今日10月2日が本当の満月~中秋の名月。なんだかなあ・笑
今年は10月1日、2021年は9月21日、2022年は9月10日。バラバラね。
そして、今日の満月はわたしの星座・牡羊座の満月。ってことで、お祝いにと、中秋の名月を愛でるしつらえ(設え)が素晴らしい神奈川県相模原市の古民家に仕事のついでに行ってきた。
● 中秋の名月のしつらえ(設え)が美しい古民家~基本情報をたっぷりお伝えする
相模原市・古民家園
【施設概要】
古民家園は、平成10年4月、相模原市大島の相模川自然の村公園内に開園した。
園内に移築・復元された「旧青柳寺庫裡(きゅうせいりゅうじくり)」は、江戸時代中期に建てられたと推定される建物で、神奈川県下の近世上層大形民家の間取りや構造を基本としながら、土間の妻側にも入口を設けた「妻入り(つまいり)」の形式となっていることなど庫裡独自の要素を保っている。
県下では、茅葺き屋根の維持が困難なことや生活の変化のため、近世の庫裡はあまり残っていないそうだ。
旧青柳寺庫裡は年代が古いにもかかわらず保存状態が良く、近世における庫裡と民家との建築的関連を考えるうえで貴重な建物であることから、神奈川県指定重要文化財として保存されている。
平成30年9月には、平成10年3月の復原整備から約20年が経過し、旧青柳寺庫裡の茅葺屋根の傷みが大きくなったことから、屋根の全面葺き替えに着手したほか、土間・軒下の補修や建具の修繕なども行い、平成31年3月に装いも新たになった。
※庫裡とは、もと寺の台所をいい、転じて、住職や家族の居間のこと。
小学生の課外授業で子どもたちがたくさん、庫裡に集まっていた。撮影は断念・笑
- 旧所在地 相模原市上鶴間2958番地 青柳寺内
- 建築年代 18世紀初期(江戸時代中期)
- 規模 桁行十間半、梁間5間、木造1階
- 屋根構造 茅葺寄棟造(土間の妻側のみ入母屋造)※相模原市公式サイト
基本情報
所在地 〒252-0135 緑区大島3853-8(相模川自然の村公園内)
電話番号 042-760-1130
開館(所・園)時間午前9時30分から午後4時30分まで
ただし、7月、8月は午後5時30分まで
休館(所・園)日12月28日から1月3日まで
その他、臨時に休園する場合がある
交通アクセスJR・京王橋本駅からバス、「上大島」徒歩15分
コミュニティバス「相模川自然の村」徒歩5分
入園料
無料 バリアフリー対応について
駐車場(一般・障害者用)は、相模川自然の村公園内にあり。
● 気持ちを立て直す時にはこんな優しい自然の中で
古民家の外側ぐるりとせせらぎが流れている。いつもなら、はだしで川に入っちゃうのだが、何せ、営業中でスーツだからここも断念。残念!
実は、昨日仕事のことで少しつまずいてしまった。帰ってすぐ、夫に話をし、収まらない気持ちは夜、お月様に聞いてもらった(笑)
何となくいろんなことが上手く噛み合わない日だった。
しかし、ぐっすり眠ったら、朝からとてもいい気分。まるで生まれ変わった?ような感じ。そして、今日が牡羊座の新月・・・そうか!自分の星に行く前に、垢落としをしたのかも。
いろいろ身辺で変化のある時は心を落ち着けて靜かに過ごすのがいい。
で、今日思い立って、たった30分の昼休憩をこの美しい古民家で過ごした。お供えのある縁側に座り、涼やかな秋風を感じながら、すすきの影でウトウト・・・なんて贅沢な時間。
しつらえ(設え)とは、準備、用意という意味。これもまた美しい日本語。すべてものごとには準備が必要だ。丁寧に準備されたことがらには、襟を正したくなる。
お供えのお団子を丸める作業も、優しくてすてきなものだし、旬の野菜とすすきを供えるなんて、靜かに誰かが供えてくれている。
風情でしかない。素晴らしい古民家園。
どうぞ、お近くの方は一度行かれてみて。
季節折々の自然の宝庫だから。
「妻入りに 風情設え 花芒」 清流
伝統的な建物に伝統的な行事をセットする。なんと美しい文化だろう。先祖の心を感じて自らを見直すことができる幸せ、日本に生まれた誇りを感じるひととき。感謝だよ。恩返ししなきゃ。
妻入り・・・そうか。恩返し🎶