【ブログ新規追加243回】
1月、一番に咲く花の色は黄色だそう。
日本水仙や早いところでは菜の花、もう少しすれば、福寿草など。見るだけで元気をもらえる黄色い花。
2021年は、毎月、美しい季節の樹々や山野草をこの植物コーナーで紹介していこう。
1回めは、香りと色が素晴らしい春一番の梅「蝋梅」
黄色い花の代表は、この植物ではないだろうか。
蝋梅「ロウバイ」と呼ばれる、まるで蝋燭みたいに、薄い乳黄色の梅。今日はその中でも、最も黄色い「「満月ロウバイ」を中心に蝋梅の林を訪ねてきた。
ここ、町田市忠生公園は、仕事先の目と鼻の先。今日は、昨日とうって変わってとても寒かった。
曇天の中、約30分ほど、蝋梅の林で写真を撮り続けた。
蝋梅は、独特の香りがすごく強い。
寒気が山肌を覆う早春、ロウバイの芳香が漂ってくるとホッとした。
2年ぶりの訪問で、ああ~帰ってきた・・・という気分が高まった。
人を幸福にしてくれる香り。
甘くフルーティで、微かに石鹸のような清潔感がある香りは春の予感さえ醸し出す。
さて、蝋梅の林をご覧ください。
蝋梅の簡単まとめ
冬のため花の少ない時期だが、暖かい太陽のもと散策するのもいいものだ。(今日はあいにくのお天気・泣) ロウバイの花は小さな花だが、逆光のなかで観察すると花弁が透けて、とても綺麗に感じるもの。 花の由来は唐の国から来たこともあり唐梅とも呼ばれ、中国名も蝋梅であったことにちなむ。 別の説では花被片が蝋細工のようであったことからそう呼ばれる。 中国原産で早春に芳香のある黄色い花を咲かせる。「ろう梅」と書きますがウメと違ってバラ科ではなく、ロウパイ科という小さな科に含まれる。 ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木。 1月から2月にかけて黄色い花を付ける落葉広葉低木である。 ロウバイの基本種は、花びら(花被片)は黄色で内側の花びらは暗紫色。 また、花やつぼみから抽出した蝋梅油(ろうばいゆ)を薬として使用する。 ソシンロウバイ(素心蝋梅)、マンゲツロウバイ(満月蝋梅)、トウロウバイ(唐蝋梅)などの栽培品種がある。 よく栽培されているのはソシンロウバイで花全体が黄色である。また、初夏に咲く同じロウバイ科のクロバナロウバイがある。 WEB記事より |
東京都町田市・忠生公園(蝋梅苑)→https://www.townnews.co.jp/0304/2019/01/17/465448.html
蝋梅苑(ろうばいえん)には、現在、見頃のソシンロウバイやマンゲツロウバイなどが約84本近く植えられている。
ロウ細工の質感を思わす花からは、ほのかな甘い香りが漂う。
どこか懐かしい香りに包まれて幸せ感、倍増よ(笑)
「臘梅の 香り薫や 時雨空」 清流
蝋梅は旧暦12月の別名「朧月」(ろうげつ)に咲くことから名付けられた、という説があります。蠟梅の句には芥川竜之介もしぐれ空を読んだ句が有名ですね。
12月の季語なのね。「蝋梅」って。