【ブログ新規追加300回】
今朝、今年の早咲きカタクリを見つけにある低山(70mぐらい)へ、トレッキングをしてきた。
谷底に無数に咲く可憐なカタクリは圧巻の様。
紫の妖精が飛び交っている。朝日を浴びない谷での花はまだまだこれからそれこそ、たくさんのギャラリーを迎える準備中といったところであろうか 。
朝日を浴びて咲いているカタクリの丘では、早朝にも関わらず、多くの自称カメラマンがシャッターを切っていた。
そこに混じって、座り込んだり、覗き込んだりと、自由なポーズでカタクリ撮影に勤しんだ。今週末から、緊急事態宣言も明けたら激混みするであろうから今のうちに。
今週は、4日間、朝から晩まできっちりと仕事に勤しんだから、手や指が切れて荒れたり、お風呂で痒いと思った場所(デコルテ)を掻いて少し血を出したり(笑)
毎日書類とPCの入ったBAGを担ぎ、2万歩を超える歩きを連行する電車とバス営業。これは、山行への訓練だと思い身体は痛むが、ひたすら頑張って歩いている。
しかし、もう4日も続けたから今日は前半休を取って、低山トレッキングに行った。これで仕事のストレスもかなり軽減された。
午後は、営業に出よう。
● 雑誌の世界は大不況だが、アウトドア系雑誌は売り切れ続出の現在。
このところの山ブームからキャンプやアウトドアが流行ってることから、アウトドア系の「BE-PAL](小学館)は、毎号売り切れ御礼が出るほど。付録も楽しく、今ではYouTuberの恰好のネタだ。
「山と渓谷」(山と渓谷社) も写真の美しさが群を抜く雑誌。やはりとても売れている。
こういった雑誌の中の山記事を書くライターの随筆エッセイが大好きで長年愛読してきた。
「BE-PAL」で6年連載中の「エベレストには登らない」角幡唯介・著(同タイトルですでに書籍化)の記事が素晴らしい。
探検家の考える、アウトドアを生活の中心に据えつつ、子育てや食える仕事としての雑誌記事ライターという仕事を語る。
要するに「遊びながら仕事をする」という夢の暮らしを実現させているのだが、恐ろしい程現実的。
すでに多数の山関係の書籍を執筆。(第45回大佛次郎文学賞受賞)
フリーランス業に苦悩しつつ、山へ行き、そのすべてを文章に吐き出し、書き上げる至福を淡々と繰り返す作家としての生き方が自分らしいのだという。現在45歳。
息づかいを感じる文章、雑念というが知性溢れるその内容に一発で掴まれてしまった。興味があれば、「BE-PAL」でぜひ読んでみて。
● 古い情報としての「山の本」の価値はどこにある?
さて、写真の山やアウトドアの本は、長年夫やわたしが集めてきた本の一部だ。これらは、今でも書店で平積みされているもの。
驚きの息の長さだ。この分野でいい本が出せれば、長い間表紙を見せる平積みの夢が叶う。
そこで、トレッキング実践学の著者、高橋庄太郎氏の言う、「古い本の情報は価値が高く侮れない」という箇所を引用する。
~ともすると、情報収集は「最新」のものばかり探そうとしてしまうが、何十年も前に書かれた本も実は、興味深いものだし、歴史や謂れも信憑性が高く情報度は非常に高い。
特に次の山に行ってみようと計画を立てたときに、想像力を働かせてくれるものなのだ~
参考資料→トレッキング実践学(著・高橋庄太郎 / 株式会社 枻(えい)出版社)
と。
この本を読んでから、情報を今再び書籍から取ろうと決めた。ネットの最新情報はどれもが欲しいものばかりではないし、薄い内容や雑な文章も多い。
ネットやYouTube動画ばかりじゃ物足りなくなったら、やっぱり「本」の出番!
これに気づいたのが、一番の収穫だった(笑)
「山雑誌 この世の春か 知恵爛漫」 清流
今、コロナ禍を受け山系雑誌が絶好調だ。Withコロナの生活に合わせ、どう人生を楽しむかの知恵が詰まっている。子供達の夢もリモート会社員の傍ら、趣味を楽しむ事へ移っているらしい。
山本(やまもと)じゃないよ。やま本( ´艸`)